楽しいスナホリガニ捕りを体験したり、アミ族の伝統的な漁法「八卦網」を学んだり、ここを訪れる全てのお客様に、太平洋の海水による洗礼と集落の人々の溢れる情熱をご体験いただけます。
米の魔術師:郝朝洋さんは初め自転車に乗ってコーヒーを売っており、池上に戻った後、コーヒーの仕事から田んぼの仕事に転向しました。初めはただ田んぼの中の農作物を食べ物にしていただけでしたが、徐々にその食べ物から今のようなベーグルを作るようになりました。「お米を使っているので、『米貝果(ライスベーグル)』と呼んでいます。度重なる試行錯誤の末、ようやく最高の比率を見つけ出しました。この比率で作ったライスベーグルは、とてももっちりとした食感に仕上がっています」また、台東は優れた食材がとれる素晴らしい場所で、鹿野のパイナップルや初鹿の牛乳など、地元の食材を用いて作ったジャムやクリームは大人にも子どもにも人気があるとも話してくれました。
海辺の個性溢れるDo Van Wa:「Do Van Wa」とは各原住民集落で招魚祭を開催するときに船やカヌーを並べる場所のことで、謝怡雯さんはそれをそのまま、旅行客にもわかりやすく美しい響きのある「在海辺(海辺で)」という中国語に訳しました。
原住民族ならではの特色豊かなカレー:「SALIGAGA」はアミ族の言葉で兄弟姉妹および親戚や親しい友人を意味しています。張盟宗さんと妻の林文馨さんは開業するにあたって幸いにも兄弟姉妹の協力を得ることができ、この店を開くという夢を果たすことができたのです。
「20数年間、私は様々な都市を旅しながら遊びまわっていましたが、故郷の原住民集落に戻っていたあの頃、私は自分というものを再発見したのです。」宋金龍さんはイタリア料理の技術を原住民集落に持ち帰り、花蓮・台東地区にレストランを開いて地元の原住民族の子どもたちに技術を教え、自分たちの力で創業できるようにしたいと考えました。そうして「Aaron kitchen(龍私廚)」が誕生したのです。