山奥にある美しくて貴重な宝物:高雄市に属する原住民集落タカヌワ村(達卡努瓦集落)は八八水害によってほぼ壊滅。そこに住んでいた原住民族の人々は大きな変化を経験し、限りなく自然な形で村を再建し、自然に優しい農法で作物を再び栽培し、パン窯を作ってパン作りを学ぶことを決意しました。
「峰忠伝記」の伝説:高世忠さんはもともと郷役場で田畑の調査員として働いており、ある時自分の郷の中の農家が植えたアワが別の土地の業者に買い取られていること、しかもとても安く買い取られていることに気付きました。当時金峰郷でアグリビジネスを行っている企業は1社しかなかったため、彼は農家の人々のためにこの問題を解決したいと考えました。
「驚くべきことに、阿里山では茶葉さえも原住民族の伝統技術によって作られている。しかも土地も自分たちのものなのだから、当然原住民族の産業ブランドがあっていいはず!」武建剛さんは自分に関連する物事を全て1つに融合させ、「武茶事業有限公司」を設立して「山芙蓉(ハイビスカス)」というブランドを立ち上げ、妻の陳慧玲さんと一緒に阿里山高山茶を販売しています。
原住民集落のちょっと違ったライフスタイル:柳志祥さんはもともと牡丹郷の旭海村で働いていましたが、後に母親が病気で働けなくなったため彼女が経営していた「阿蓮麺店」を継がなければならず、やむなく大好きなホテルの仕事を辞めて「春日キッチン(春日厨房)」をオープンさせました。
林孟儒さんは初めホテルで働いており、家に帰る途中、南庄を通りすぎる際に客家村の文化やグルメの発展した様子を見るたびに、いつも「自分の故郷である原住民集落は南庄の街から離れていて活気がない。南庄のように発展することはできないものか?」と考えていました。そこで、自分の特技を生かして原住民集落の人気スポットを作り、多くの人を引き付けようと思いつきました。もし人がたくさん集まるようになれば、村にも産業システムが構築されるのではないかと考えたのです。