海辺の個性溢れるDo Van Wa:「Do Van Wa」とは各原住民集落で招魚祭を開催するときに船やカヌーを並べる場所のことで、謝怡雯さんはそれをそのまま、旅行客にもわかりやすく美しい響きのある「在海辺(海辺で)」という中国語に訳しました。
原住民族ならではの特色豊かなカレー:「SALIGAGA」はアミ族の言葉で兄弟姉妹および親戚や親しい友人を意味しています。張盟宗さんと妻の林文馨さんは開業するにあたって幸いにも兄弟姉妹の協力を得ることができ、この店を開くという夢を果たすことができたのです。
「20数年間、私は様々な都市を旅しながら遊びまわっていましたが、故郷の原住民集落に戻っていたあの頃、私は自分というものを再発見したのです。」宋金龍さんはイタリア料理の技術を原住民集落に持ち帰り、花蓮・台東地区にレストランを開いて地元の原住民族の子どもたちに技術を教え、自分たちの力で創業できるようにしたいと考えました。そうして「Aaron kitchen(龍私廚)」が誕生したのです。
思いがけないことから誕生した「Mal-u慢午」:「当時私は何人かの友人と一緒に、原住民集落の古い家を1軒探して改装し、若者たちが集まれる場所を作って、宿泊できる設備も整えようと計画していました。けれど友人たちはその後他の仕事が忙しくなって、結局私1人がこの建物を引き継ぐことになったのです。」Mal-uキッチンのオーナー松芳古さんはこの店の成り立ちを1つ1つ丁寧に話してくれました。
原住民集落のちょっと違ったライフスタイル:柳志祥さんはもともと牡丹郷の旭海村で働いていましたが、後に母親が病気で働けなくなったため彼女が経営していた「阿蓮麺店」を継がなければならず、やむなく大好きなホテルの仕事を辞めて「春日キッチン(春日厨房)」をオープンさせました。