原住民産業について
2020.09.11

タイボアン族-小林集落

タイボアン族 小林集落

小林集落を訪れて、彼らの文化や彼らの様々な物語と新しい生活に触れ、「心」の体験をしませんか? 

 

八八水害後に再建された日光小林集落

ここの住民はもともと旧高雄県甲仙郷で暮らしていましたが、2009 年の八八水害によって一夜のうちに村全体が大雨と土石流に飲み込まれ、多くの家族や友人の尊い命が失われました。その後、残された住民たちは村を再建する道を選び、全員が現在の杉林区へ移って新たな故郷を作り上げました。また、彼らの心も新たなスタートを切り、少しずつゆっくりと、大切な人を失った心の傷を癒しながら、自分たちがかつて属していたタイボアン族(自称大満族、平埔族のひとつ)の文化の復興を試み、大満舞団も設立されて皆が一つの場所に集まって、自分たちの文化のために各自ができる限りの力を尽くし続けているのです。小林集落を訪れると大満舞団の素晴らしい音楽やダンスのパフォーマンスのほか、八八水害をテーマに製作されたアニメ「面対台湾的真相」も見ることができ、感動で涙がこぼれます。小林集落の物語にじっくりと耳を傾けた後は、部族の人々の昔の木造運搬方法や伝統的な漁具「魚笴」もご体験ください。そして最後に、小林集落の伝統的な植物についても知ることができます。部族の人々はこうした文化を後の世代まで伝えていくため、かつての村で栽培していた植物を現在の集落にも蘇らせているのです。

 

連絡窓口:日光小林社区発展協会

電話:0930-819-749

Facebook:日光小林社区発展協会

 

体験プログラム (各体験プログラムとも事前の予約が必要です)

大満舞団パフォーマンス・小林村郷土料理。 タイボアン生活体験:私は薪担ぎ王タイボアン技芸体験 : 魚笱 DIY・タイボアン族伝統植物園ガイド・あずきもちDIY

 

アクセス

住所:高雄市杉林区忠義路1号

お車で:台29線を走行し忠義路を右折すると日光小林集落に到着。

公共交通機関:市内バスの高雄客運「高旗甲仙快線(E32)(もと8032号)」に乗車して高雄を出発し甲仙へ。杉林の「湖底橋停留所」で下車すると日光小林集落に到着。